灯籠の電球の取り替え方法‥。ご存知ですか?

お仏壇内部には多かれ少なかれ灯明としていくつかの電球が使用されていると思いますが、100Vの電圧に対応したものが一般的に多く使用されているようです。

このタイプのものであれば、電球が切れた場合でもお客様ご自身で交換されていらっしゃいますが、仏具によっては取り替え方法をご存知ない方がけっこういらっしゃいます。

その仏具とは、吊灯籠や院玄灯籠(いんげんとうろう)などと呼ばれるもので、お仏壇内の天井部分から吊り下げられている灯籠です。

次の写真をご覧ください。

左側の灯籠の電球が切れています
<左側の灯籠の電球が切れています>

お仏壇内上部に見えるのが灯籠で左側の電球が切れて明かりがついていません。(※写真下部に明かりが灯っているのは輪灯(りんとう)と呼ばれる、灯籠とは別の仏具です)

左側の灯籠の電球が切れています(拡大)
<左側の灯籠の電球が切れています(拡大)>

灯籠部分を拡大したものです。それでは左側の灯籠の電球の取り替えを3ステップで行ってみましょう。

(※注意)解説のために明かりがついたまま取り替えしているように見えますが、実際の作業時には電源のスイッチを切って行っています。

電球の取り替え手順(1/3)
<電球の取り替え手順(1/3)>

まず、電球が見えてくるまで灯籠のカバーをそーっと上方へ持ち上げていきます。何かが当たって上がらないようなときは、灯籠底部を下からのぞいてみてください。フタがついているものもありますのでその場合はまずフタを取り外してください。また、灯籠上部がネジ式になっている場合はその部品をゆるめてから行って下さい。

電球の取り替え手順(2/3)
<電球の取り替え手順(2/3)>

ソケットから電球を取り外します。

電球の取り替え手順(3/3)
<電球の取り替え手順(3/3)>

最後に新しい電球に取り替えます。

電球の取り替え完了
<電球の取り替え完了>

灯籠のカバーを下して完了です。

灯籠の構造さえ知っていれば難しいことはないのですが、このことをご存知がないために電球が切れたままになっているお仏壇もありますので、一度ご確認いただき切れている場合はこの記事を参考にしていただければ幸いです。

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仏檀修理アドバイザー



富山県内仏壇店での仏壇製造・修理現場勤務をきっかけに独立。気がつけば20年以上お仏壇の修理・お手入れに携わってきました。

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