お仏壇の大きさって50代、200代って言うけれど?

お仏壇の大きさを表すのに「50代」、「200代」などと言われるのを耳にされたことがあるかと思います。

この「代」は元々お仏壇に安置するご本尊の大きさを表しています。ご本尊を受けるとき、そのお礼の「代金」によりご本尊の大きさが違うことからきています。

そして、このご本尊や脇掛を安置するためにお仏壇の大きさが必然と決まってきますので、たとえば「200代」のご本尊が納められるお仏壇であれば「200代のお仏壇」となるわけです。

現在では、お仏壇の大きさを表すのにメーカーや地域、お仏壇の種類により採寸箇所や呼び方が違います。次の区分はその一例です。

お仏壇の大きさと寸法

大きさ戸 幅
200 代3尺6寸(108cm) / 3尺3寸(99cm)
150 代3尺(90cm) / 2尺8寸(84cm)
100 代2尺5寸(75cm) / 2尺3寸(69cm)
70 代2尺(60cm) / 1尺8寸(54cm)
50 代1尺6寸(48cm)

※ 「戸幅」は扉4枚分の合計の幅のことです。

お仏壇の大きさと寸法(戸幅)

ご注意ください

お仏壇の大きさに対して掛軸がものすごく大きかったり、反対に小さなものを取り付けてあることがあります。掛軸を新調もしくは修理される際にはお仏壇に適したサイズで仕上げるようにしてください。どのような大きさの掛軸にすればよいかわからない場合は、取付け箇所の採寸を業者の方におまかせしたほうがよろしいでしょう。

掛軸の修理については、コラム「掛軸の古さが目立つのよねぇ。どこに修理を頼もうかしら‥」をご参照ください

関連項目

コラム一覧

仏檀修理アドバイザー



富山県内仏壇店での仏壇製造・修理現場勤務をきっかけに独立。気がつけば20年以上お仏壇の修理・お手入れに携わってきました。

当サイトがお仏壇の修理や取り扱いに関することなどでお悩みのあなたのお力になることができれば幸いです。

現在地 : Home > お仏壇についてあれこれ > お仏壇の大きさって50代、200代って言うけれど?