「パキン、パキン」と音がするんだけど

お仏壇の扉や障子(内側の扉)を開閉する時に「パキン、パキン」と音がすることがありますが、この原因は扉に取り付けてある蝶番にあります。

蝶番は2枚の金具と1本の心棒で構成されており、心棒を介して1つの金具になります。そして、この心棒が挿入されている軸部を中心として蝶番が開閉するのですが、この軸部と金具の間には少し隙間があります。

ところが、金具が不良品であったり何らかの原因により軸部が曲がるか金具の平面部分が曲がると本来あるはずの隙間がなくなり、軸部と金具が接触することにより蝶番の開閉時つまりお仏壇の扉の開閉時に「パキン」と気になる音がするようになります。

何やら難しい言い回しになりましたが、つまり扉の開閉時に蝶番のどこかが引っかかっていてその引っかかりが外れる時に「パキン」と音がするわけです。

対策自体は特に難しくなく、軸部と金具の「隙間」を確保するように金具を調整すれば「音」がしなくなりますので、「変な音がするな」と思われたらお近くの仏壇屋さんに相談してみてください。

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仏檀修理アドバイザー



富山県内仏壇店での仏壇製造・修理現場勤務をきっかけに独立。気がつけば20年以上お仏壇の修理・お手入れに携わってきました。

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